【初心者向け】AWS SESとは?メール配信サービスをわかりやすく解説

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「大量のメールを送りたいけど、どうすればいいの?」
「メルマガやお問い合わせメールを安全に届けたい」

そんなときに役立つのが AWS SES(Amazon Simple Email Service) です。
この記事では、AWS SESの基本や特徴、どんなときに使えるのかをわかりやすくご紹介します。


AWS SESとは?

AWS SES(Amazon Simple Email Service)は、Amazonが提供するメール送信サービスです。
通常、たくさんのメールを送ると「迷惑メール」として扱われやすくなりますが、SESを使うと 信頼性の高い環境から安全にメールを送信できる ようになります。

企業のメルマガ配信やECサイトの注文確認メールなど、多くのビジネスで利用されています。


どんなときに使えるの?

AWS SESは次のようなシーンで活用されています。

  • メルマガ配信
    → 数千〜数百万件のメールを一度に送れる
  • 注文確認メールや通知メール
    → ネットショップや予約サイトの自動返信メール
  • パスワード再設定メール
    → 会員制サイトやアプリの認証メール

つまり、「大量に、確実に、コストを抑えて」メールを送りたいときに最適です。


特徴とメリット

1. 大量送信でも安心

Amazonの仕組みを使っているため、数百万通規模のメール送信にも対応可能です。

2. コストが安い

一般的なメール配信サービスより安く、1,000通あたり数円〜数十円程度で利用できます。

3. 高い到達率

迷惑メールに入りにくく、受信者のメールボックスに届きやすいのが大きな強みです。

4. 柔軟な連携が可能

WordPressやECシステムなどと連携して、自動的にメールを送る仕組みを作れます。


AWS SESを使うときの流れ

初心者向けに、大まかな利用の流れを紹介します。

  1. AWSアカウントを作成
    → Amazonのクラウドサービスのアカウントを取得します。
  2. SESを有効化
    → 管理画面から「SES」を選び、メール送信の設定を行います。
  3. 送信元メールアドレスを登録
    → 例えば info@yourdomain.com のように、自分のドメインメールを登録。
  4. 認証(ドメイン設定)
    → 送信元が本物であることを証明するため、DNS設定を行います。
  5. テスト送信 → 本番利用
    → 準備が整えば、大量配信やシステム連携が可能になります。

注意点

  • 初期は「サンドボックス」制限あり
    → 新規アカウントは「送信数が少ない・特定アドレスにしか送れない」状態。解除申請すれば大量配信が可能になります。
  • 技術的な設定が必要
    → DNS(ドメインの設定)やSMTP設定が必要になるため、不安な場合は制作会社やエンジニアに相談すると安心です。

まとめ|AWS SESは「大量配信の強い味方」

  • AWS SESはAmazon提供の高性能メール送信サービス
  • メルマガ・注文確認・認証メールなどに活用できる
  • コストが安く、到達率も高いのが魅力
  • 初期設定にやや専門知識が必要だが、一度構築すれば長期的に安心

「これからメール配信を本格的に行いたい」
「自分のサイトから送るメールを確実に届けたい」

そんな方にとって、AWS SESは最適な選択肢のひとつです。

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